「Under One Roof」 筑波大学 未来社会デザイン棟

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つくばは数多くの国や企業の研究機関が集積する国内最大の研究学園都市である。「開かれた大学」を理念に1973年開学した筑波大学はその中核にある。

この特異な街は2005年TX開通以降加速度的に人口を増加させながら変容し続けている。研究施設・公共施設・商業施設を結び付けるように延長48㎞に渡って敷かれたペデストリアン(歩行者専用道)は、今日も多くの人たちが行き交う街の主軸である。当該敷地は開放的なキャンパスの研究教育エリアと学生寮エリアの節点に位置し、西側でペデストリアンに面する。

未来社会デザイン棟は筑波大学の新たなシンボルとなり、学生だけでなく、市民や企業・研究機関等の様々な人々が集い、学生や研究者が地域や社会と繫がり、学習・研究・会議・発表・交流などを通して未来に向けた新たな価値を「共創する場」とすることが求められた。その掴みどころのない未来を志向する在り様を、定型的な機能を3階と1階の外周に設けて、1・2階の中央部分をオープンなスペースとして具体化した。そして、開かれた場に曖昧に領域を設定して、多様な行為の場が相互に関係しながら繫がるようにして、人数や目的や気分に応じて選択しながら、学生や研究者の共創を促す場になるように仕掛けた。このスペースはやがて整備される芝生の広場にも開放される。

構造は1・2階を鉄筋コンクリート造、3階と屋根を鉄骨造としながら、内外の境界は透明なガラスで規定してひとつの屋根で覆った。ここで行われる様々な出会いと交流、学習や活動の全てを一葉の屋根の下に納めることにしたのだ。その屋根は西側に張り出して外部をも囲い込み、ペデストリアンに強くコミットする。そして、夏季の日射を遮蔽するとともに、彼方の筑波山の稜線とも符合する。

初夏に供用が開始されて以降「Under One Roof」を合言葉に学生たちの事業推進チームが運営している。
住所
茨城県つくば市天久保
竣工
2026年03月
敷地面積
7,898.54㎡
建築面積
3,716.21㎡
延床面積
5,577.55㎡
構造規模
RC造、一部S造・SRC造 3階建て

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