敷地は彼方の海に向かって緩やかに傾斜する山坂の中腹にある。周囲はかつての新興住宅地である。山並みに抱かれた子どもたちの里山の家をつくろうと考えた。
新園舎は東南の園庭(既存園舎部分)を囲むL型に配置することとした。西側に0歳から2歳児の保育室と玄関、事務室、北側に3歳から5歳児の保育室と遊戯室を配置した。
保育室1室ごとに屋根を設けて、里山の集落のような佇まいとした。西側の小さな子どもたちの家は方形の屋根、大きな子どもたちの家は南北方向の棟をもつ切妻として、全体をつなぐ下屋を設けた。下屋は保育室前にはそれぞれ1間の幅をもつ廊下と濡れ縁が通り、その先には出の大きな軒下空間を設けた。かつての農家のように子どもたちは通園の際も園庭で遊ぶ時も濡れ縁から出入りする。
木造でありながら耐震要素をRC造として分散して配置した。それによって園庭に面する下屋部分に筋交いや壁面をなくし、里山の民家のような佇まいをつくった。
新園舎は東南の園庭(既存園舎部分)を囲むL型に配置することとした。西側に0歳から2歳児の保育室と玄関、事務室、北側に3歳から5歳児の保育室と遊戯室を配置した。
保育室1室ごとに屋根を設けて、里山の集落のような佇まいとした。西側の小さな子どもたちの家は方形の屋根、大きな子どもたちの家は南北方向の棟をもつ切妻として、全体をつなぐ下屋を設けた。下屋は保育室前にはそれぞれ1間の幅をもつ廊下と濡れ縁が通り、その先には出の大きな軒下空間を設けた。かつての農家のように子どもたちは通園の際も園庭で遊ぶ時も濡れ縁から出入りする。
木造でありながら耐震要素をRC造として分散して配置した。それによって園庭に面する下屋部分に筋交いや壁面をなくし、里山の民家のような佇まいをつくった。
- 住所
- 茨城県日立市金沢町
- 竣工
- 2019年10月
- 敷地面積
- 3,122.19㎡
- 建築面積
- 1,064.01㎡
- 延床面積
- 1,101.23㎡
- 構造規模
- W造一部RC造 2階建て