外国から成田に飛来する航空機は、鹿島あたりから西に進路をとり、霞ケ浦上空で再び南東に旋回し、直陸体制に入る。この学校はその経路の下にある。
校舎は曲線上に配置した。やがて体育館が建て替えたときに大きな円を描き、上空から見下ろしたときの知る人ぞ知るアイキャッチになると考えた。
校舎は2階建てとし、1階を特別教室、2階を普通教室とした。1学年2教室をひとつの単位とし、2つのユニットの間にWCを設け、それを長手方向の耐震要素とした。強固な耐震要素をコンパクトに集約し、各ユニットは運動場に向いて大きく突き出す。敷地西端では、土手からもオーバーハングする。校舎に思春期の躍動感を突き動かす刺激を与えた。
校舎内は1階をメインの横動線として、学年毎に階段を設けて、異学年のゾーンを通過することなく、校舎内を移動できるようにした。
1階は、管理諸室と特別教室が、昇降口・メディアセンターという開放されたスペースでつながれる。 昇降口は、自転車置場側と運動場側の両方から出入りできるものとにしている。
教室は、個々の場所の独立性を保ちながら、ゆるやかに次の場所に連なるような環境を形成した。屈曲する平面形と天井高さの抑揚によって、空間の分節と連続を両立させ、戸の閉鎖と開放によって室とスペースへの相互変換を図った。 従来の学校の廊下と教室という一元的な区分けではなく、変化に富み、多様性を受け入れる環境として構成した。
校舎は曲線上に配置した。やがて体育館が建て替えたときに大きな円を描き、上空から見下ろしたときの知る人ぞ知るアイキャッチになると考えた。
校舎は2階建てとし、1階を特別教室、2階を普通教室とした。1学年2教室をひとつの単位とし、2つのユニットの間にWCを設け、それを長手方向の耐震要素とした。強固な耐震要素をコンパクトに集約し、各ユニットは運動場に向いて大きく突き出す。敷地西端では、土手からもオーバーハングする。校舎に思春期の躍動感を突き動かす刺激を与えた。
校舎内は1階をメインの横動線として、学年毎に階段を設けて、異学年のゾーンを通過することなく、校舎内を移動できるようにした。
1階は、管理諸室と特別教室が、昇降口・メディアセンターという開放されたスペースでつながれる。 昇降口は、自転車置場側と運動場側の両方から出入りできるものとにしている。
教室は、個々の場所の独立性を保ちながら、ゆるやかに次の場所に連なるような環境を形成した。屈曲する平面形と天井高さの抑揚によって、空間の分節と連続を両立させ、戸の閉鎖と開放によって室とスペースへの相互変換を図った。 従来の学校の廊下と教室という一元的な区分けではなく、変化に富み、多様性を受け入れる環境として構成した。
- 住所
- 茨城県稲敷市下馬渡
- 竣工
- 2006年12月
- 建築面積
- 2,880.71㎡
- 延床面積
- 4,275.5㎡
・1階:1,994.6㎡
・2階:2,256.29㎡
・塔屋:24.62㎡
- 構造規模
- RC造一部S造 2階建て
Award
- ・ 第21回 茨城建築文化賞 最優秀賞受賞
- ・ 2008年度 JIA優秀建築選 入選