「重苦しさを取り払う」 海老名市立有馬図書館 改修

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30年ほどの歳月が経過した市立図書館分館と、地区公民館を併設した施設のリノベーションである。ポストモダニズム期に力を込めて創られた内部空間は燦燦と陽が差す一方で、どことなく薄暗く重苦しい空気を漂わせていた。分節されていた施設機能を、図書館を中心に一体化し、明るく開かれた現在的な施設とすることが求められた。それに応えて、エントランスに子どものスペースを据えた。赤いシャポーのような天蓋を備えてキッズテントと命名した。また、開架スペースの一角を塞いでいた壁を解体して、重苦しさを取り払った。さらに中央に階段を挿入し、立体的なサーキュレーションを形成した。
住所
神奈川県海老名市門沢橋
竣工
2021年03月
敷地面積
3,064.28㎡
建築面積
1,485.58㎡
延床面積
2,321.04㎡
構造規模
RC造一部S造 2階建て

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